2Dドットアクションゲーム「Owlboy」の有志翻訳が100%に到達しました、というお知らせです。
はじめに
先日紹介した「Owlboy」の有志翻訳が、ついに100%に到達しました。成し遂げたぜ。
ご協力いただいた皆様、本当にお疲れ様でした!
kengo700.hatenadiary.com
Owlboy 有志日本語化
日本語化の方法
日本語化の方法については、下記のWikiページをご覧ください。
このページに書かれているとおり、一部のデータはプログラムに埋め込まれているので日本語化ができていません。
また、致命的なバグが含まれている可能性があります。
それでもいい方のみ、自己責任でご利用ください。
校正作業について
翻訳の進捗が100%になったとはいえ、特に私が訳したところなんかは結構怪しい翻訳だったりするので、今後は校正作業を行っていきます。
詳しくは下記のWikiページをご覧ください。
進捗推移
日本語化用のファイルを私が毎回作成してたので、そのファイルの作成日を見れば翻訳スピードがわかります。
グラフにすると下記のような感じです。
ちなみに下記ページの方法でカウントしたワード数は34,394です。
この翻訳スピードが早いのか遅いのかは他の例を知らないのでわかりませんが、個人的には結構早いのではないかと思います。
作業所を立ち上げたときは1~2カ月くらいで終わればいいかなと思った記憶があります。
そのうち有志翻訳プロジェクトの翻訳スピードや完遂率を調べてまとめてみたいですね。
おまけ
セリフデータを見ると、いくつかのシーンや設定は製品版ではカットされているみたいです(私がゲームプレイ中に見逃しただけかもしれませんけれど)。
その一部をこちらにまとめておきます。
※ゲームのネタバレを含むので、クリアした方のみご覧ください。
アエゴリウスの研究所にて、ゲディのセリフ
「LN305。工学ユニット。V33028.449。」
「主な機能は、建設、修理、そして整備。」
「多くのオートマトンの行動にそれは含まれるが、そのプロトコルはより多くの指令を探す。」
「これにより集団での運用が可能となり、指揮官に問題を提起する可能性も高い。」
「V33028.449はその腕力に改良が加えられ、割り当てられた役割を区別するためにフェイスプレートを取り換えることができる。」
アエゴリウスの研究所にて、ゲディのセリフ
「世話人ユニット。V635.6。」
「世話人ユニットは、必要な時はいつでも、助けを必要とするフクロウに割り当てられる。」
「V635.6はその主目的にリンクされ、全てのプロトコルはそれを実行するために再調整される。」
「全ての年代の世話を対象に設計されているが、V635.6は緊急事態に対応するために、スピードと正確性が重視されている。」
「...」
「たぶんこれはダークのことだ。」
アエゴリウスの研究所にて、ゲディのセリフ
「世話人ユニット。V635.7。」
「前バージョンからの徹底的な改良が図られた。」
「旧V635.6の実地テストでは、それは成功したものの、主目的を優先するあまり危機に瀕したフクロウを無視することがあった。」
「V635.7は依然として同様の機能を有するが、どちらの対象の保護を優先するか選択する機能が与えられている。」
「V635.7はまた、子供によく適応するよう設計されている。」
「スピードは減少しているが、家事雑用に適するように腕力は向上している。」
「...」
「...これはアルフォンスについてのことだと思う。」
アエゴリウスの研究所にて、ゲディのセリフ
「...」
「この本はモルストロームについてだと思う。」
「これによると...」
「戦闘ユニット。」
「V8.5は今や、計画と攻撃の両方において完全に自動化されている。」
「このモデルは戦闘計画に加わるが、管理せずとも他のユニットと協力し攻撃を計画することができる。」
「チームで行動して目的を達成する。保護の必要はない。」
「強化されたコアは、事実上どのような衝撃にも耐えることが可能。」
「各ミッションにおいて、複数のユニットを運用することはもはや推奨されない。」
「複数のV8.5による実地テストは許容でないほどの損害をもたらした。」
「他のユニットと同様に、V8.5はその機能を向上させようとする。」
「このため、ユニットは厳重な管理下におかなければならぬ。」
「これ以上の開発は必要ないだろう。」
おわりに
この有志翻訳プロジェクトを通して、何年かぶりに達成感を味わった気がします。
私が体を壊す前の研究室では、毎月の進捗報告の数週間前から泊まり込み、研究室の椅子を三つ並べて寝て、家にはシャワーと着替えだけに帰る状態で、進捗報告や最終成果報告会が終った時でさえ達成感なんて微塵もなくて、ただ寝たいということしか考えられませんでした。
その時から考えると、少しは回復してきたのでしょうか?