kengo700のダイアリー

誰の役にも立たないと思う情報を発信するブログ

ブログ第一になっていませんか?

ブログを書かれている皆さまは「ブログ第一」になってしまっていませんか? ブログは伝える内容こそが第一で、それを伝える手段であるブログは二の次三の次であるべきではないでしょうか?

はじめに

私もブログを始めたころは「毎日投稿しよう!」なんて考えていました。すぐに挫折しましたけれど…

そんな自分を正当化したいからではありませんが、「ブログを毎日○記事書く!」という目標には気持ち悪さを感じます。 「正しくなさ」を感じます。

手段が目的になっている

何が「正しくない」のでしょうか? 手段が目的になってしまっていることです。

ブログというのは何かを伝えるための手段なはずなのに、その「何か」は別にして「書くこと」だけを考えてしまっているのです。
 

ピンとこないかもしれないので近いと思う例を挙げると、「学生のうちに起業しよう!」という目標を掲げている状態が分かりやすいでしょうか。

本来は、何か実現したいことがあって、それに必要だから起業するのが正しい流れであるはずです。 目的もなく起業ありきでは上手くいかないことの方が多いでしょう。
 

もう一つブログに近い例を挙げると、「私は毎日100回Twitterに投稿するんだ!」と言っている人を見たらどう思うでしょうか? 「お好きにどうぞ…」としか言いようがないですよね?

では「私は毎日1,000回ツイートするぞ!」「私は10,000回だ!」なんて言っている人がいたらどうでしょうか? 「止めといた方がいいんじゃないか…」と言いたくなりますよね?

ブログに支配される

「ブログを毎日書く!」と決めてしまうと、四六時中ブログのことを考えるようになります。 そうでなければ書けないからです。

その程度であれば別に問題はありませんが、そのうち「ブログに支配されている」状態になります。 行動基準が「ブログに書けるかどうか」になってしまうのです。
 

例えば何か本を読もうと思ったときに、「この本は厚くて読破するのに時間がかかりそうだ。ブログを書く時間がなくなってしまう! こっちの薄めの本にしよう」と考えたり、

何かイベントに参加しようと思ったときに、「このイベントは面白そうだ。あ、でも撮影禁止か… 記事にできないから行かなくていいか」と考えるようになります。
 

「ブログを毎日○記事書く!」という目標が高ければ高いほど、短時間で手軽にできることしかやらなくなり、行動がパターン化されてしまうのです。

実況動画第一になっていたときの話

おそらく今まさに「ブログを毎日○記事書く!」という目標に邁進している方にとっては理解しにくい話だと思います。 岡目八目とも言いますし、私が別のことで同じような状況になったときの話をしましょう。
 

私は以前、ゲームの実況動画を投稿していました(いろいろあって、今は休止中です)。 ちなみに実況の中でも「ゆっくり実況」というジャンルで、ゲームの録画データに機械音声をあてて実況するというタイプのものです。

実況動画投稿にハマっていたときは、まさに「実況第一」というような状態になっていました。 「毎週1本動画を投稿する!」と決めてしまい、何のゲームを遊ぶかを「実況できるかどうか」で決めるようになってしまっていました。
 

ゲームには、面白いかどうかに関係なく、実況向きのものと実況向きではないものがあります。

例えば画面の動きが少なかったり、単調な作業が続くようなゲームだと、徐々に実況することがなくなってしまいます。 そのうちコメント返しを始めたり、ゲームそっちのけで雑談を始めてしまうのは実況動画あるあるだと思います。

同じ投稿者であってもゲームが違うだけで再生数が何百倍も違うなんて、よくあることです。
 

最終的に、なるべく再生数を稼げる形式で、なるべく再生数を稼げるゲームだけを遊ぶようになってしまうのです。

バカだと思いますか? ブログでやってることと変わりませんよね?

自分に合った目標を

目標を決めることは悪いことだとは思いません。 適切な目標設定は成長に不可欠です。

しかしそれには、目標が適切である必要があります。 「ブログに支配されている」状態になっている場合は、目標が適切ではない可能性があります。
 

さらに、この適切な目標というのは人によって非常に大きく異なります。

例えば「毎日1km走る!」という目標でも、準備運動にもならない人もいれば、確実に体を壊す人もいるでしょう。
 

ブログの目標もおそらく同じです。

人によって適切な目標は違います。目標を立てるときは自分の能力に見合ったものにしましょう。
 

ただし、どんな目標が自分に合っているのかを知るのは難しいことです。

状況や結果に合わせて目標を変える勇気を持つことも重要です。

おわりに

もちろん、ブログだけをしている場合は話が別です。